遠位型ミオパチー(筋肉の難病)

思いやりの心

「ジ〜ジ、バ〜バ!」 毎日、何度この言葉を耳にするだろうか。

♪何でこんなに 可愛いのかよ   孫と言う名の 宝もの♪  「孫・大泉逸郎」の歌詩の一行引用。

嫁いだ娘が二人目を出産し、今わが家で養生中!!
三歳になる孫娘とてんやわんやの日々を送っている。
大人の「やること・話すこと」何でも真似をしたがる時期だ。
掃除をすれば、掃除機を持ちたがるし、料理をすれば
包丁を持ちたがる。
洗濯、布団敷き、化粧、パソコン、電話、等々。
「見てる・聞いてる・口出す」・・・何でもする。

朝、目覚まし時計を、電話ボックスの上に置くと
「そこじゃないよ、こっちだよ」とサイドボードを指さし、
孫娘に注意された。

大人が会話していても全て聴いていて、そっくり真似して
しゃべり出す。わからない内容でも「そうそう」とうなづいたり
すると、つい笑ってしまうのだ。

先日も夕飯のとき。
「お母さん、フォーク持ってきて」・・と私が家内に言うと
「お母さん、牛乳持ってきて」・・と孫娘が家内に言ったりする。

それを聴きながら、娘が同じ三歳くらいの頃を思いだした。
「○○○・・」と家内の名前を呼んだとき、娘が真似して
「○○○・・」と呼んだのである。
それから私は妻を「お母さん」と呼ぶことにしたのだった。

孫娘の前では家内のことを「バ〜バ」と言わなきゃいけないか。
そう言えば家内は私のことを、とっくに「ジ〜ジ」と言っている。

私の手足が不自由なことも、孫はちゃんと知っていて、
風呂から上がると、下着を着るのを手伝ってくれたりもする。
玄関で靴を履く時には、私の靴を出して「ジ〜ジ、クツはける」
と靴べらを出して心配したりもする。
ギコチない仕草だが、その「思いやり」の心がうれしい。

“子供は親の言うことは聞かない。やってることを真似する”
 とよく言われる。
“思いやりのある子に育ってほしい”・・・と親は願うが
 その「思いやりの心」はどう育てるのか?
「思いやり」とはどんな心なのか?

孫と暮らしている昨今、しみじみ考えさせられる。